インタビュー

一点集中の時間の使い方が凄かった!「会社員・副業・独立」ポートフォリオインタビュー

こんにちは!株式会社女子マネの中里桃子です。

「自由な働き方」をしたいからといっていきなり現在のポジションを投げ出して、エイヤ!でゼロになることを、私はお勧めしません。

そうではなく、ヒエラルキー構造から抜け出し、お金を稼ぐことに縛られることなく、会社を辞めずに「ポートフォリオワーカー」という並行して活動する分散的な働き方・生き方をすることをオススメしています。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください

自分がポートフォリオワーカーになることを具体的にイメージしてもらうために、仕事を2社以上分散しながら、”なめらかに起業”をしたポートフォリオワーカーの方々を取材をして実例を紹介していくことにしました!

ポートフォリオワーカーの皆さんの【会社員100%】【副業時代】【独立してから】

この3つのフェーズを通して、

人生をかえる3つの指標

その1:お金の使い方

その2:時間の使い方

その3:人との付き合い方

この3つがどう変わったかについて取材させていただきます。

MOMOKO
MOMOKO
この3つが変わらなければ、本質的に人生変わらない!

この取材記事を読んで、

  • 副業のはじめかた
  • 時間やお金の使いかた
  • 最初の仕事のつくりかた

この辺りを、自分のケースに当てはめながら、ポートフォリオワーカーへの一歩を踏み出してもらえれたらと思います。

第1回目は、へいへい、こと、本橋へいすけさんにポートフォリオ的な歩みをインタビュー取材させてもらいました。
(ライターの坂下春樹さんにも取材に参加していただきました)

<本橋へいすけさん> 地方で活動をする人を応援するWEBコンサルタント。ブログやSNSから集客やブランディングにつなげる方法を学ぶコミュニティ「for you」を運営。 移住経験をもとに開設したブログ「愛しの糸島ライフ」はローカルブログながら1年で月間アクセス12万突破。自身のInstagramアカウント3つのうち2つは1万人以上のフォロワーがいる。テレビ、雑誌、新聞などのメディア掲載も多数あり。
MOMOKO
MOMOKO
へいへい、よろしくお願いします!
本橋へいすけ
本橋へいすけ
よろしくお願いします!

中里:プロフィール読ませてもらいましたが、まず28歳で就職ってところが面白いと思いました。

本橋:新卒でミュージシャンをやりたくて、でも、フリーターをしながらでお金がなかったです。お金の心配をしたくなくて独立に向けてソフトランディングしていきました。

いきなり会社を辞めてじゃなくて、ある程度自分で収入が得られるようになってからみたいな感じで。

中里:そうなんですね。アルバイトしつつのミュージシャン時代から会社員を経て独立するまでに、どんな風に仕事で「お金・時間・人付き合い」のバランスをとっていったのかを聞いていきたいと思います。

まず、自分でお金を稼ぎ始めたところからお聞かせ頂けると嬉しいです。

アルバイト時代のポートフォリオ

本橋:新卒で就職活動をした時に会社勤めにあまり魅力を感じなくて、人生1回切りだから後悔したくないってとこで上京してフリーターをやりながら音楽活動をしていました。

最初に音楽でお金を少し稼ぎ出したのは、1年くらいしてからですね。
ギターの仕事がちょこちょこと入ってくるようになりました
(23,24歳頃)。

坂下(ライター):マジですか!?自分も大学卒業後、フリーターをしながら音楽の道へ進みました。すぐには稼げませんでしたが。

本橋:その時、ギターの仕事をしていたのが、実は今になってすごい役に立ってます。

中里:どんなところが今の仕事の役に立っているんですか?

ギターの仕事って人と人のつながりから生まれていくお仕事なんですね。

今、桃ちゃんがマイクロインフルエンサー講座の中で語っているように、自分の身の回りの3人を仲間にする、という考えとすごく近くて、ギターの仕事で「人を大切にする」ということを学ばせて頂いたなって思います。

その後、25歳の時に生まれて初めてボランティアした時に人生観が変わる経験をして、もっと人の生活に密着したことをしたいなというところから、FPの勉強をし始めました。

中里:ボランティアで一体どんな経験をしたんですか?

本橋:ボランティアに興味が出た時に声を掛けて頂いたのが、自閉症の子や難聴の子がいる障害者施設でした。
そこは年に1回旅行に行くのですが、付き添いの職員の人が全然足りないので一泊二日で付いて来て欲しい、とのことで二つ返事で参加しました。

旅行の行きのバスで子供たちがずっとカラオケを歌ってるんですね。
彼らは「う〜」「あ〜」としか発してはいないんですが、めちゃくちゃキラキラした表情で歌ったり、音楽に触れているのを目の当たりにして、「自分がやっている音楽ってなんなのかな」ってしらけてしまったんですよ。

自分の音楽は、ライブに来る人だったら、仕事終わりにお酒飲みながらフラっと来るって感じでした。(それもそれで意味のあること・大切なことだと今は思いますが)

その障害者施設の子たちを見て、

本橋へいすけ
本橋へいすけ
もっと人の生活の役に立つ仕事がしたい

と心が動きました。

坂下:衝撃的な瞬間ですね!

本橋:はい。自分が傾倒していたのは「娯楽としての音楽」だったのかなって気付いて。
そこから、もうちょっと人に役に立ちたいなというのがきっかけで考えが変わりました。

<へいへい(本橋へいすけ)の人生観が変わった瞬間その1>

障害者施設でのボランティアを経験して、人の生活の役に立ちたいという想いが湧き上がる

中里:私もネイルサロンで働いていた時、その人が3週間後にポイッって捨てるものに対して何をやってるんだろうって感じてました。

本橋:それに近いかもしれないですね〜
その頃、ちょうど保険のコールセンターにいたので、保険やお金のことは人の役に立つなと思って勉強し始めました。

出遅れていたので、本当に猛勉強しました。当時、勝ち組か負け組かで言えば、100%混じりけなしの負け組だと思っていたので(笑)

バイトが終わってから毎日FP2級取得に向けて勉強をしてました。

アルバイト時代の「時間」の使い方

中里:試験勉強していた時はどんな時間の使い方をしてたんですか?

本橋:9時出勤で18時に仕事が終わるので、19時にファミレスに直行して23時くらいまで毎日勉強してました。

中里:睡眠はどれくらいとっていたんですか?

本橋:普通に7時間くらいとっていたと思います。それまではバイト終わってずっと音楽だったのが、勉強に変わったという感じです。

アルバイト時代の「お金」の使い方

中里:アルバイト時代の収入はどんな感じでしたか?

本橋:20万円前後でした。音楽の仕事は月に2〜4,5本入る感じで、単価は数千円から高くて2万円くらいでした。ほとんどお金にならない仕事もありましたね。

ライブハウスでたくさんやっても自分たちで集客しなくてはいけないので、あまりお金にならなかったです。その他、個人でギター演奏の仕事もやっていました。

中里:バイト時代で一番お金を使ってたのって、やっぱり音楽ですか?

本橋:そうですね。ミュージシャン時代は1番は「音楽」、2番は「飲み代」に使ってました。ミーティングと称した飲み会をよくやってました(笑)

坂下:その頃はどんな人と付き合っていましたか?

本橋:ミュージシャンの友達ばっかりですね。

坂下:やっぱりそうですね!僕もそうでした。
その頃はどんな気持ちで暮らしていましたか?

本橋:音楽で食っていけたらいいなっていうのが一番でした。あとは、ギター上手くなりたいって思ってました。

そのまま続けて行ったら食えていけるイメージはなかったですが、ボランティアをするまでは迷いもなかったです。

ただ、今振り返ると具体的な戦略はなかったです。

中里:ボランティアで違う道に進みきっかけをつかみ変わったんですね。そういう風に考えると成長しましたよね、私たち(笑)

本橋:そうですね(笑)こういう風にやればいいんじゃないかってある程度道筋が立てられるになりましたね。

中里:それが見えてきたのは、就職してからの成功体験が関係しているのかなってところで、次は会社員時代のお話を聞きたいと思います。

会社員時代のポートフォリオ

本橋:バイトが終わってから毎日FP2級取得に向けて勉強をしていた時に、バイト先で管理者に声を掛けてもらって、保険も人の生活に必要なところだから、1回本気でやってみようかなっていうところから、やり始めました。

バイト管理者→契約社員→正社員となったのが28歳。
相当出遅れていたので、猛烈に仕事に取り組んでました。それこそ朝起きてから夜寝るまで、一日中仕事のことを考えてました。仕事はめちゃくちゃ面白かったですね。

中里:どの辺に面白味を感じたんですか?

本橋:正社員になって最初からマネジメント職だったんです。
自分はバイトの時に結果を出していて自信はあったので、「こういうやり方だったらできるよ」と自分のやり方を伝えていたのですが、バイトは年上の方ばかりで、まあチームは上手くまとまらないですよね。

で、このままではダメだなと思って、ビジネス書を読むようになりました。

コーチングやチームマネジメントなどの本を読みようになって、そこからチームがガラッと変わりました。コールセンター部門では社内で一番の成績を残しました。

中里:さすがですね! 部下はコールセンターのバイトの人ですか?

本橋:最初はそうです。ただ、そこから部署がいろいろ変わりました。
「コールセンター→通常のショップ→外回り→営業教育部門の統括マネージャー」なども経験しました。

中里:社内で1番になったのは社員数がどれくらいいましたか?

本橋:社員数1000人くらいの時です。チームの達成率や連続達成率が一番高かったです。管理者も自分のチームから一番出していました。 

中里:めっちゃすごい!サクセスストーリーですね!

会社員時代の「お金」の使い方

中里:出遅れていたところから、そのような成果を出せた要因はなんだと思いますか?

本橋:やっぱり「型」をちゃんと学んだことじゃないですかね。
その頃から
書籍やセミナーなど自己投資に一番お金をかけるようになりました。

中里:月にいくらくらい自己投資されてたんですか?

本橋:だいたい5万円くらいかけてました。
また、コールセンターは一番マネジメント力がつくと思ってます。

坂下:それはなぜですか?

本橋:コールセンターにはその仕事がやりたいという動機ではなく、”生活のため”に働きにきている人が多いからです。なので、会社や仕事に対してモチベーションがあまり高くない人が多いんですよね。
そういう人たちをマネジメントした経験が今、本当に役に立ってます。

会社員時代の「時間」の使い方

中里:その頃の時間の使い方を教えてください。

本橋:一番頑張っていた時は朝6時に会社に行って、夜0時を過ぎても会社にいましたね。

中里:ストイック〜!
一緒にやるメンバがいたんですか?その時のモチベーションってなんだと思いますか?

本橋:メンバーもいたんですが、遅れを取り戻したいって気持ちと、仕事がめちゃくちゃ面白かったのがモチベーションでした。

それと、やってみて気付いたのが、自分のために頑張るよりも、チームをマネジメントして、その人に成果を出してもらって喜んでもらえるのが心地よかったのもあると思います。

坂下:アルバイト時代のボランティアでの経験も繋がっている感じですね。

中里:じゃあ、その時一緒にいることが多かったのはやっぱり会社の人ですか?

本橋:そうですね。会社の人が8,9割ですね。仕事しかしてなかったですね。

中里:休みの日も?

本橋:休みの日もよく出勤してました。

本橋:コールセンター自体が休みがなくシフトで回していました。
コールセンターあるあるで「管理者が休みの日は数字が崩れる」ということがあったので、心配で休日も様子を見に行ってました。

中里:モーレツ会社員!それは何歳から何歳までですか?

本橋:28〜32歳までです。ただ、その内の1年間だけはゆるい時期がありました。
教育部署の時は毎日18時に帰宅してました。その時は本を買ったり、セミナー行ったりしていました。

それと、会社員になって決めてたことがあって、

本橋へいすけ
本橋へいすけ
会社の看板を外しても通用するビジネスマンになりたい

と思っていました。それもあって自己啓発のセミナーに行ったりしてたんです。

当時、会社も楽しかったので昇進していこうと思っていたんですけど、30歳の時に高坂 勝さんの「減速して生きる―ダウンシフターズ」を読んで人生観がガラッと変わりました。

このまま会社で上にいっても、部長の顔とか見ても面白くなさそうだし、自分も現場が好きなので、現場から離れていくのも微妙だなと。
そういったこともあって、
生きかたを見直したいと思うようになりました。

ちょうどその時に、福岡に立て直しに行ってくれてと会社から言われたんです。

もともと海の近くに老後に住みたいという夢があって、糸島からなら通えるなと思いました。

糸島は博多までの距離が近いので、週末田舎暮らしじゃないけど、海の近くで暮らしができるかなと思って試しに住んでみたらめちゃくちゃ良かった。

坂下:人生2度目のターニングポイントですね!

<へいへい(本橋へいすけ)の人生観が変わった瞬間その2>

高坂 勝さんの「減速して生きる―ダウンシフターズ」を読んで、生き方を見直し、福岡転勤をきっかけに糸島へ移住

本橋:はい。今まで、愛知・京都・大阪・福岡市とこれまで9回引っ越ししてきた中で、糸島が一番良かったです。家も衝動買いしました(笑)

中里:家を衝動買い(笑)その時に会社を辞めて独立したんですか?

本橋:いえ。独立したいけど今一銭も稼げるものがないけど、どうしようかなって。
3ヶ月くらい何もせずぐ〜たら生活をしていました(笑)

その後、福岡で一旦就職しました。(2014年4月/当時32歳)
違うことをやろうか、似たようなことを緩めにやって独立までのステップを踏むかの選択で後者をとり、保険の窓口をやっていました。その時にちょうど地域限定社員があったんです。

ゆるくやろうかと思っていたんですけど、バリバリの接客は初めてで、やり始めるとハマっちゃいました。

その会社は、売り込まずにお客さんのためにという営業心理学みたいなところからやっていくアプローチだったので、それがすごい楽しかったです。

それこそ最初の1年は猛烈に頑張りましたね。入社の10%しか取れない新人賞もとりました。残業し過ぎて店長面談、ブロック長面談で呼び出され、めっちゃ怒られましたけど(笑)

中里:その時は何時間くらい働いてたんですか?

本橋:9時半始業で17時定時で、保険の窓口はみんなほぼ定時に帰るんですけど、僕は22時とか22時半くらいまでいました。

中里:会社に残ってどんな仕事をしていたんですか?

本橋:お客様のための準備をしていました。自分たちにとっては毎日のことなんですけど、お客さんにとって保険の相談は一生に1回あるかどうかなので、その時の準備はちゃんとしたいなと言うところで、会社の決まりよりもお客さんを優先したという感じですね。

副業時代のポートフォリオ

本橋:糸島に移住し、好きになりすぎた。最初はFacebookグループを作ったりしてたんですけど、2016年2月からブログ(愛しの糸島ライフ)をちゃんとやろうと思いました。

中里:なんでブログを始めようと思ったんですか?

本橋:当時は糸島はどこの島?と言われるくらいの認知レベルだったのでちゃんと糸島のことを知って欲しいなって思いました。

また、糸島に素敵な人がたくさんいたので紹介したいと思った時に、自分の影響力がないと何も貢献できない、不甲斐ないなと思う経験が何度かありました。
そこでブログを発信して影響力をつけたいと考えました。

それと、2013年くらいから地方移住ブームがありましたが、ローカルメディアで”移住”が取り上げられた時に、その取り上げられている人の9割9分が”自分で仕事が作れる人”だったんです。起業家とか会社員でバリバリ経歴があったりとか。

移住したい人はいっぱいいるけど、参考になる移住情報がないなと感じたので、会社員のための移住」をテーマに、普通の会社員の人がどうしたらリスクなく地方移住や田舎暮らしができるのかを書いていました。

糸島ブログを始めた3つの理由
  1. 糸島のことをもっと多くの人に知って欲しい
  2. 糸島の素敵な人たちを紹介するために自分の影響力をつけたい
  3. 会社員のための地方移住や田舎暮らしの情報を不足していたので届けたい

中里:めっちゃお役立ち情報ですね!糸島のブログを書き初めてどうでしたか?

本橋:最初、月に50本ブログ書いたんですよ。でも、全然結果が出なかったです。
誰の目にも止まらなかったです(笑)

中里:えっ、でも50本!?

本橋:ストイックなんですけど、基本、自分器用じゃないので、最初は何をやってもうまくいかないんですよ(笑)

結果が出なくてやり方がダメなんだなと思って、そこかちゃんと勉強し始めました。

坂下:具体的にどんな勉強をしたんですか?

本橋:オンラインサロンやコミュニティに4つくらい掛け持ちで入って、本や有料記事を買いまくって、半年くらいで結果が結構出てきました。
アクセス数が増えたり、メディアの取材が来るようになったりとか。地元の人に認知してもらったりとか。

 

中里:すごいですね!結果が出ない時期はどれくらい続けてたんですか?

本橋:2ヶ月です。

中里:結果出るまで早っ!!笑

本橋:1ヶ月全くかすりもしないのを感覚的にわかって、そこから勉強し始めて、これでやったら結果が出るんじゃないかって道筋が見えた感じですね。

副業時代の「時間」の捻出方法

本橋:もし、ももちゃんが結果が出るのが早いと感じたとするならば、僕は何をやる時も自分の時間のリソースを結構振り切るんですね。それかもしれませんね。

中里:そこですね!時間の投入量がすごいよね!

本橋:当時は他のことをやめてブログを書いてました。2ヶ月で80記事くらい書きました。

中里:ブログはどうやってブレイクスルーしたんですか?

本橋:やっぱりSEOを学んでからですね。それで届けたい人に届くようになりました。

その過程で丁寧にわかりやすく説明するライティング力が身についたので、がっつりアクセスとる記事じゃなくても、糸島のお店の紹介をすると、お店の人が喜んでくれてシェアしてくれたりしました。

坂下:他に工夫したこととかありますか?

本橋:アクセス以外の部分で、地元の人に喜んでもらえたのも大きいかもですね。
僕はいつもリアルとオンラインをミックスすることを意識しています。

中里:なかなか他のことをやめるって普通できないと思うんですけど、ブログを書くためにやめたことってありますか?

本橋:まずテレビを処分しましたね。見ない時は見ないんですけど、付けちゃうとずっと見ちゃうんですよね。

坂下:すっごいわかります。僕もテレビを捨てました。

本橋:本を結構読んでたんですけど、ブログ書いてた時はだいぶ減りましたね。一時休息というか。

中里:新しく何かをしたいと思ったら、何かを辞めないとやっぱり難しいですよね。

MOMOKO
MOMOKO
何かを始めたいと思ったら、先に辞めること・捨てることを決めよう!

本橋:あと、会社にパソコン持っていっちゃいけないんですけど、こっそりMacBookを持っていって、お昼は3分くらいで蕎麦かきこんで、後はずっとブログ書いてました。

中里:すごい時間の捻出方法!これめっちゃ参考になるよね。

坂下:ですね!そこまでやっている人はなかなかいないですよね。

本橋:毎日外食でお金はかかるんですけど、それよりも時間を取りたかったです。

中里:ブログを書いてたのは、自分の名前とか自分で仕事を作れるようになるため最初のステップというところもありましたか?

本橋:後天的にそれが強くなった感じですね。

ゼロではないですけど、最初は糸島や田舎暮らしがしたい会社員向けに届けたいのが最初にあって、仕事になったらいいかな〜くらいに思ってました。

お金にならないけど熱中できることって感じでしたね。

中里:そこかお金になり始めたのはどんなきっかけがあったんですか?

本橋:ブログ で言うと、よくある王道パターンでアドセンスやアフィリエイトとか、自分もそれで稼げたらいいかなって思ってたんですけど、そこはあんまり面白味を感じなかったです。

「認知される」「アクセス数が上がる」「メディアに取り上げられる」の3つがブレイクポイントだと思うんですが、それから、そのコツを知りたい、教えて欲しいとみたいなコメントがちょこちょこFacebookに入るようになりました。

教える方にいったらこれは仕事になるなって思ったんですよ。それで、そっちに寄せてった感じです。

中里:ローカルメディアの作り方とか教えてましたもんね。

本橋:ブロガーから「自分のブログでこういう結果が出せて実績が作れます、やり方はこうです」っていうブログを教える感じでシフトしていきました。

中里:2016年2月にブログを始めて、ブレイクしたのっていつですか?

本橋:半年後の2016年8月に最初にメディアに取り上げられました。TURNS(ターンズ)という田舎暮らしのローカルが好きな人がメディアです。

中里:やっぱりブレイクするの早いですね!毎日3分でソバかきこんでブログ書いてたらそうなるよね(笑)

本橋:そうですね(笑)意外とそこまでやっている人いないのかなって思います。

中里:いないいない(笑)

本橋:教える方はA社にいた時にマネジメントや研修をやっていたので、そこはすんなり入れた感じですかね。

中里:やっぱり人生無駄な経験はないですね!

本橋:本当ないですね。全て役に立ってます!

中里:じゃあ、この辺から「A社の本橋さん」じゃなくて、「愛しの糸島のへいへい」になった感じですか?

本橋:そうですね。2017年からもう一つの顔ができました。

中里:お金になり始めた時の気持ちはどうでした?

本橋:ビジネス的なところから稼げたのは初めてだったので、自分の名前で稼げたのはやっぱり嬉しかったです。

中里:2017年頃からへいへいがもう1つの顔を手に入れたわけですが、会社をやめようとか他に目標はあったんですか?

本橋:やっぱり独立したいと思ってました。

副業時代の「人との付き合い方」

中里:その頃はどんな人と付き合っていましたか?

本橋:起業している人やフリーランスの人が9割ですね。会社員は僕だけみたいな状況でした。

僕は毎年、自分につけるハッシュタグを増やしていくことを意識しています。ちょっとずつズラして増やしてイメージです。

自分に追加していったハッシュタグ byへいへい

糸島移住初期:#ミュージシャン #糸島のFacebookページを運営者

2016年 #愛しの糸島ライフのブロガー

2017年 #ブログを教える人

2018年 #インスタ

2019年  #日本酒

中里:ちょっとずつズラして増やしてイメージです。毎年テーマを決めるのすごくいいですね!

本橋:相乗効果になっていろいろ回っていったりするんですよ。

中里:オンラインサロンはいつ頃から始めたんですか?

本橋:2017年4月です。今も続けてます。楽しいですね。

中里:会社員をやめたのはいつですか?

本橋:2018年4月です。

副業時代の「お金」の使い方

坂下:副業時代はどんなお金の使い方をしていましたか?

本橋:ビジネス書とか学びに使うことが多かったです。月5万円くらい投資してました。

あと、金融系とかお堅い業界にいると基本、副業は絶対ダメなんですよ。自分は2年かけて独立する、というのを意識してました。

本橋へいすけ
本橋へいすけ
副業は1年目はお金を稼ぐよりも「信頼されるために実績を作る」

ギャラはなくてもいいし、会社にバレるとまずいのでセミナーにゲストとして呼んでもらうとか人前に出てるけど副業に引っかからないように実績を作るとか。

中里:その時のお金の流れとかどうしてたんですか?

本橋:もらわないようにしたり、現金でもらったりとか。年間である程度越えないようにとか。で、2年目はバレてもいいやという感じでギリギリを攻める感じでした(笑)
バレたらやめる。バレなかったらもう少し軌道に乗ってからやめる。

本橋へいすけ
本橋へいすけ
副業は2年目はギリギリのラインを攻める(笑)

中里:副業につながる活動ってブログ始めてからですよね?
ブログを始めたのが2016年2月だから本当に2年で独立したんですね!

本橋:そうですね。ただ正確に言うと30歳(2013年)の時のダウンシフターズを読んで、ずっとどうしようかなともがいてたのもあるので、そう思うと長いですよね。ブログを教えるという手段が見つかってから2年ですね。

独立してからのポートフォリオ

中里:それでは、独立してからのお話をお伺いしたいと思います。

独立してからの「時間」の使い方

中里:独立してからはどんな時間の使い方をしてますか?

本橋:基本仕事してますかね。ただ、仕事と遊びの境界線があまりないですね。

中里:1日をどんな風に過ごしているか聞いてもいいですか?

本橋:夏と冬で結構違うんですけど、こんな感じです。家で仕事できないので、カフェやいとより(糸島のゲストハウス)に行って作業してます。

  •  朝起きてスマホ・メール・SNSをチェック
  •  その時によってコミュニティにコンテンツ配信
  •  zoomで打ち合わせ
  •  自分のメディアのブログやインスタを投稿

中里:起きる時間・寝る時間は?

本橋:夏は6時に起きて24,25時に寝ます。冬は8,9時に起きて、夜はあまり変わらないです(笑)

独立してからの「お金」の使い方

中里:独立してからはどんなお金の使い方をしていますか?

本橋:そんなに変わってないですが、めっちゃ増えたのは交通費ですかね。
フットワークが軽くなってあちこち行くので。今年は海外も結構行くと思います。また、
付き合う人は副業時代と一緒で起業した人がほとんどですね。

中里:収入の柱は何本くらいありますか?

本橋:大きく分けると3つですね。

1つ目は、コミュニティ運営でコミュニティに2つくらい関わっています。2つ目が講師業で、3つ目がオンラインコンテンツでアフィリエイトや note「インスタグラムの教科書」「ローカルブログの教科書」あと、3ヶ月くらいのコンサル(インスタ)たまにやっていて、その時は割とボンと入ってきます。

中里:今年は日本酒に時間とお金を使っている感じですかね?

本橋:はい。肝臓を酷使しながら頑張っています(笑)

中里:(笑)

最後に

坂下:最後になりますが今後やっていきたいこと・ビジョンを教えてもらってもいいですか?

本橋:まずは「日本酒を仕事にすること」です。酒蔵さんのwebのプロモーションとかできたらと思ってます。

また、海外に出ていきたいですね!

まずは自分が海外に行きながら、今の仕事をできるようにしていって、海外で仕事を作っていきたいと思ってます。そして、海外の人に日本の魅力、それこそ日本酒や糸島のことを知ってもらいたいと思ってます。

新しく「日本酒」「海外」というハッシュタグが増えますが、今までの活動をそこにつなげていきたいです。

MOMOKO
MOMOKO
これからの展開も楽しみですね〜
へいへい、今日はありがとうございました!
本橋へいすけ
本橋へいすけ
こちらこそありがとうございました

編集後記

ミュージシャン活動をしていたアルバイト時代から、会社員を経て、糸島に移住し、独立を果たした本橋へいすけさん。28歳での就職にも関わらず、1000人規模のチームのマネジメントで成果を出し表彰を受けたり、2ヶ月で糸島ブログの記事を80本書き、メディアの取材を受けるなど、ここぞという時に一点集中での時間の使い方が鍵を握っていたようです。現在フルタイムで働く会社員の方が、現状を切り開いていくのに、とても参考になるお話が聞けました。(編集部)

こちらの記事はこんな方にオススメ
  • フルタイムで働きながら自分の時間を作りたいと思っている人
  • 何かやらなきゃと思いながら、注力の仕方・時間の使い方が中途半端な人
  • 移住や田舎暮らしに興味がある人
  • ブログで情報発信をして収益の柱を増やしていきたいと思っている人
ABOUT ME
中里 桃子
中里 桃子
株式会社女子マネ 代表取締役 オンラインサロンの立上げ&運営パートナー コミュニティマネージャー 東京都在住・佐賀県唐津市出身。同志社大学を卒業後、広告会社の営業職として上京。数社にわたり新規事業の立ち上げを行い2016年に会社設立。
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